「ラップドビットコインはどういう通貨?」
「ラップドビットコインの将来性は?」
「ラップドビットコインはどこの取引所で買えるか教えて!」
そんな悩みを解決します。
仮想通貨って、いろんな銘柄があって、それぞれどういった特徴があるのかよくわからないですよね
本記事では仮想通貨ラップドビットコイン(WBTC)の特徴・将来性を解説しています。
ちなみに、ラップドビットコイン(WBTC)は、Coincheckが2023年10月に国内初となる取扱いを開始したばかり。
ですので、ラップドビットコインを購入したい!という人はCoincheckに口座を開設しておきましょう。
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ラップドビットコイン(Wrapped Bitcoin)とは
ラップドビットコイン(WBTC)は、シンプルに言うと、『ビットコイン(BTC)をイーサリアムのブロックチェーン上で取り扱えるようにしたもの』です。
1WBTC=1BTCを目標価格として設定している仮想通貨ですが、相場の変動等によってはビットコインよりも大きく価格が変動する可能性があり、リスクでもありますが魅力でもあります。
本記事を読めば従来のビットコイン投資・保有に感じていた疑問を解消することができます。
賢く仮想通貨を楽しむために、ぜひ最後までお付き合いください。
令和2年5月の資金決済法改正により、「仮想通貨」から「暗号資産」に法令上の呼称が変更されています。ですが、本記事では伝わりやすさを考慮し、ビットコインなど通貨として扱われているものは『仮想通貨』と呼んでおります。ご了承ください
ラップドビットコインの概要
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | Wrapped Bitcoin:ラップドビットコイン |
シンボル | WBTC |
ローンチ時期 | 2019年1月 |
購入できる場所 | コインチェック(Coincheck) |
公式サイト | https://wbtc.network/ |
ラップドビットコイン(WBTC)は、ビットコインのスマートコントラクトを作成することでイーサリアムエコシステムに大きな流動性をもたらすことを目的に開発されました。
ビットコイン(BTC)で完全に裏付けられたERC20規格を採用したトークンとして、イーサリアム上でリリースされています。
ビットコインがイーサリアムの世界に
ラップドビットコインはビットコインをERC20規格でトークン化したものです。
ビットコインとイーサリアムは、お互いのプロトコルが異なることによって直接的な連携が難しいという課題がありました。
それを克服し、実際にイーサリアム上のさまざまなアプリケーションやプラットフォームでビットコインの価値に基づく取引を可能にしました。
ビットコインの希少性に連動する
ラップドビットコインの供給量に上限は設定されていませんが、ビットコインの供給量には上限があります。(2,100万BTC)
ラップドビットコインには上限がありませんが、ビットコインと1:1で交換可能であるということで、ラップドビットコインにもビットコインに基づく希少性が発生します。
ラップドビットコインの特徴
あらためてラップドビットコインの特徴を詳しく見ていきましょう。
- ラップドビットコインはビットコインの価格に連動する
- ラップドビットコインはビットコインの利便性を拡大する
ラップドビットコインはビットコインの価格に連動する
ラップドビットコインは1WBTC=1BTCを目標価格として設定した仮想通貨です。
ただし「ビットコインのステーブルコイン」ではありません。
ステーブルコインのように価格が裏付けされたものではなく相場の変動等では目標価格を維持することが難しい場面も十分に起こりえます。
では、ラップドビットコインはどのようにしてビットコインと1:1の価格を維持しているのか。ここでは具体的な発行の流れを見ていきましょう。
ラップドビットコインを受け取る(交換・購入)
ラップドビットコインの流通・管理はマーチャント(販売者)が担当します。
マーチャントはユーザーに対し、KYC/AMLによる本人確認・反マネーロンダリングの確認を行います。
身元認証が完了すると、ユーザーからマーチャントに対してビットコインが送られます(①)。
そしてマーチャントからユーザーに対して、ラップドビットコインが送られ(②)、取引が完了します。
ラップドビットコインのマイニング(鋳造)
マーチャントはブロックチェーン上でラップドビットコインのマイニングを開始します(①)。
それと同時に、保有するビットコインをカストディアン(金融機関)に転送し(②)、カストディアンはラップドビットコインが適正なものとしてマイニングを実行します(③)。
それによって生成されたラップドビットコインがマーチャントに転送され(④)、マーチャントはあらたな販売の準備をします。
ラップドビットコインの買戻し(焼却)
カストディアンが保管しているビットコインをラップドビットコインと交換する流れになります。
カストディアンはビットコインをマーチャントに転送(①)、マーチャントはビットコインと同等のラップドビットコインを残高から差し引きます(②、③)。
これによって、ラップドビットコインの供給量を減少させます。
ラップドビットコインはBTCの利便性を拡大する
ラップドビットコインの最大の特徴は、ERC20規格を採用し、ビットコインをトークン化した点にあるといえます。
このことによって、分散型金融(DeFi)アプリケーションにも利用が可能となりました。
従来のビットコインは「保有して、価値が上がった際に売る」という投資行動に限定されていたものが、ビットコインの価値をもって『レンディング』など今までより自由に、今までより好条件で活発に利用できるようになったのです。
ラップドビットコインの買い方
ラップドビットコインは2023年10月11日から国内で初めてコインチェックが取扱いを開始しています。
コインチェックの口座開設の流れを知りたい方はこちらも参考にしてみてください。
ラップドビットコインのチャート・価格推移
ラップドビットコインのチャート・価格推移を見ていきましょう。
せっかくなのでビットコインと並べてみました(左がラップドビットコイン、右がビットコインです)【2023年10月20日時点】
2023年10月19日から20日に日付が変わるタイミングでした。価格はラップドビットコインの方が5万円ほど高い金額ですが、ビットコインの金額を目標にするというところは間違いなさそうです。
10月11日の取り扱い開始後は400万円前後で落ち着いた価格推移でしたが、仮想通貨関連のブログ・メディア記事が増加した10月16日以降、価格が上昇を始めました。
まだ仮想通貨取引所の口座をお持ちでなければ、この機会にコインチェック公式サイトをチェックしてみてください。
アプリは使いやすいですし、画面も見やすいのでおすすめです。
ラップドビットコインの将来性
- 分散型金融(DeFi)アプリケーションを活用できる
- 取引の透明性が高い
分散型金融(DeFi)アプリケーションを活用できる
ラップドビットコインはイーサリアムブロックチェーン上の分散型金融(DeFi)など様々なアプリケーションで活用することができます。
DeFiアプリケーションでは、スマートコントラクトを活用したレンディングやステーキングなど、従来のビットコインでは成しえなかった様々な取引が可能となりました。
ビットコインの人気や利便性がイーサリアム上で活用できるというのは、他の仮想通貨にはない魅力になることは間違いありません。
取引の透明性が高い
ラップドビットコインの発行や焼却などの取引は公開されていて、イーサリアムのブロックチェーン上で誰でも確認が可能です。
また、発行元であるカストディアンは定期的に外部監査を受け、保有ビットコインの量とラップドビットコインの供給量の一致を証明しています。
ラップドビットコインのリスク・注意点
ラップドビットコインはあくまでも「1WBTC=1BTC」を目標価格としているのであって、相場の変動等ではそれを維持できない状況も起こりえます。
法定通貨を根拠とするステーキングコインのような、価格の安定を求めたものでなく、イーサリアムブロックチェーンとの橋渡しの通貨であることに注意しましょう。
ラップドビットコインに関するよくある質問
まとめ:WBTCは将来性が期待できる銘柄
今回は国内で取り扱いが始まったばかりのラップドビットコインについて解説しました。
ラップドビットコインは、ビットコインの価値や魅力を維持しつつ、様々なアプリケーションが実装されているイーサリアムブロックチェーン上で活用することを目的に作られたトークンです。
ビットコインはイーサリアムと異なり、「保有」「決済」の2つの用途でメインでしたが、ラップドビットコインの登場は国内のユーザーに新たな投資機会が提供されたということでもあります。
国内で取り扱っているのはコインチェック(Coincheck)だけです。
また、コインチェックは単にラップドビットコインを上場するだけでとどまらない計画との情報もあります。もし興味がありましたらぜひ、コインチェックに口座を開設してみてください。