「ポリゴン(MATIC)はどういう特徴があるの?」
「ポリゴンとMATICって、何で呼び方が違うの?」
「ポリゴン(MATIC)を入手できる取引所を教えて!」
そんな悩みを解決します。
ポリゴン(MATIC)とは
ポリゴン(MATIC)ってどういう
仮想通貨なんですか?
ポリゴン(MATIC)はイーサリアムの問題解決を期待されているプラットフォームと、そのトークン(通貨)です!
ポリゴン(MATIC)はイーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するために開発されました。
イーサリアムはスマートコントラクトを実行するための主要なプラットフォームであるにも関わらず、「取引に時間を要すること」と「手数料の高騰」という課題を抱えていました。
ポリゴン(MATIC)は、イーサリアムの拡張性と利便性を向上させるために設計された多層構造のプラットフォームであり、低コストで高速なトランザクションを実現することを目的としています。そして、そのネットワーク内での支払いに利用されるのがMATICというトークンです。
ポリゴン(MATIC)は「手数料がとても安い。そして取引処理がとても速い」という特徴があります。
そういえばOpenSeaでNFTアートを買ったときに、
ガス代がMATICで請求されたような…
そうだね!ポリゴンはまさにイーサリアムが
対応困難な場面を支える技術なんです
NFTアートを買うのに、急にポリゴン(MATIC)が必要になった、そんなときにも慌てないようにコインチェックに口座を開設しておきましょう!
令和2年5月の資金決済法改正により、「仮想通貨」から「暗号資産」に法令上の呼称が変更されています。ですが、本記事では伝わりやすさを考慮し、ビットコインなど通貨として扱われているものは『仮想通貨』と呼んでおります。ご了承ください
ポリゴン(MATIC)の概要
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | ポリゴン:Polygon |
シンボル | MATIC |
時価総額ランキング | 13位(2023年10月現在) |
購入できる場所 | コインチェック、DMMBitcoin、SBI VCトレード |
公式サイト | https://polygon.technology/ |
イーサリアムはブロックチェーンにスマートコントラクトを実装したことで、革命とも呼べる技術向上を実現しましたが、一方で「取引処理の遅延」と「手数料の高騰」という問題を抱えています(イーサリアムのスケーラビリティ問題)
ポリゴン(MATIC)はイーサリアムのセカンドレイヤーとして、イーサリアムが本来実施する処理をイーサリアムのブロックチェーンネットワーク外でデータ処理をすることで、高速処理と安い手数料を実現しているのです。
ポリゴン(Polygon)とMATICって、名称とシンボルがマッチしないのはなぜ?
2017年の開発当初は「MATIC」という名称で、2020年に「Polygon」に改名したんですよ。
ポリゴン(Polygon)はプロジェクト名、Polygonの発行するトークン(仮想通貨)がMATICです。覚えておきましょう!
ポリゴン(MATIC)の特徴
- レイヤー2ブロックチェーンとしての役割
- 通信速度が速く、ガス代が安い
- PoSアルゴリズムの採用
レイヤー2ブロックチェーンとしての役割
ポリゴン(MATIC)は、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するために開発されたレイヤー2のブロックチェーンプラットフォームになります。
- レイヤー1:ビットコインやイーサリアムなど、ブロックチェーンの基盤となるもの
- レイヤー2:レイヤー1のブロックチェーン以外のオフチェーン
イーサリアムは、その汎用性とセキュリティにおいて高い評価を受けていますが、需要過多によってトランザクションの処理速度遅延や、ガス代の高騰という課題を抱えていました。
ポリゴンは、レイヤー2技術によって、イーサリアムのネットワークに負担をかけることなく、迅速かつ効率的なトランザクションを実現します。これにより、デベロッパーは、高速なトランザクション処理と低コストでのDApps開発の利点を享受できるようになります。
通信速度が速く、ガス代が安い
ポリゴン(MATIC)は、イーサリアムのネットワークよりも高速なトランザクションを実現しています。
イーサリアムが1秒あたり約10~20件の取引を処理するのに対し、ポリゴンは約70,000件近くの取引を処理する能力を持っています。
さらに、ガス代(手数料)は、イーサリアムと比較して約1万分の1程度と、圧倒的に安くなっています。
このような特性は、ポリゴンを利用するユーザーにとって大きなメリットとなり、将来的にもその利用価値は高まると考えられます。
PoSアルゴリズムの採用
ポリゴン(MATIC)は、Proof of Stake(PoS)アルゴリズムを採用しています。
これはトランザクションの検証プロセスにおいて、従来のProof of Work(PoW)アルゴリズムよりも優れた効率性と環境への配慮を実現しています。
PoWでは取引の承認は「マイニング」により行われますが、マイナーの競争が過熱し、過大な電力消費と手数料の高騰が課題となっていました。PoSアルゴリズムでは、トランザクションの検証者(バリデーター)が自身の通貨を「ステーク」または担保として提供することで、ネットワークのセキュリティを担保し、その対価としてトランザクション手数料の一部を報酬として受け取ります。
通貨の保有量に応じてブロック承認の優先権が変わる仕組みによって、データ処理の競争が抑制され、エネルギー消費が大幅に削減されると同時に、検証者にとっても安定した収入源を提供することが可能となります。
またPoSは、ハッカーなどの「不正を働こうとする者」がネットワークを支配するためには、大量の通貨をステークする必要があります。不正をするためのハードルが高くなるという部分で、セキュリティ面でのメリットもあります。
ポリゴンはこれらの特徴を活かし、スケーラビリティとセキュリティを両立させることで、多くのデベロッパーとユーザーに支持されています。
ポリゴン(MATIC)の買い方
ポリゴン(MATIC)はイーサリアムのスケーラビリティ問題を解消するものとして期待されていますが、国内の取引所での取り扱いはまだまだ多いとは言えません。
また、NFTアートの購入などでガス代の処理に急に必要になることも!そんなときに慌てないために、アプリが使いやすいコインチェックに口座を開設しておきましょう!
ポリゴン(MATIC)のチャート・価格推移
ポリゴン(MATIC)は、2021年末~2022年始にかけて300円代と高い値をつけていましたが、2022年3月に200円を割り込むと、その後は100~150円の間を推移しています。
1時期より値を下げていますが、時価総額ランキングは13位と高水準で根強い人気・需要があるといえます。
今後もDeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)の普及が進むことで、ポリゴンのスケーラビリティと低トランザクションコストは、多くのプロジェクトや開発者にとって魅力的な選択肢であることは間違いありませんので、これが価格を支持する要因として期待できますね。
ポリゴンはイーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するためのソリューションとして位置づけられており、高速なトランザクションと低コストが特徴です。イーサリアムがスケーラビリティの改善のためにPoS移行をしていますが、今後もイーサリアムベースのアプリケーションの多くがポリゴンを利用する流れは継続する見通しです(実際にPolygonをベースにした話題ゲームが続々とリリースされています)
後で説明するPolygon 2.0へのアップグレード計画もありますので、ポリゴン(MATIC)は中長期的に見ても、投資家にとって有望な資産であるといえます。
ポリゴン(MATIC)の将来性
- 複数の取引所への上場
- Polygon 2.0へのアップグレード計画
- DappsやDeFiとの相乗効果
複数の取引所への上場
ポリゴン(MATIC)は複数の主要な仮想通貨取引所に上場しており、その流動性とアクセシビリティは投資家にとって魅力的です。
上場している取引所には、Binanceのような世界最大級の取引所も含まれており、これにより幅広い層の投資家がポリゴンを取引できるようになっています。
数多くの取引所に状況しているということは、ポリゴンの信頼性と市場での存在感を示す指標となります。また、国内でも複数の取引所が扱っているのは非常にありがたいことです。海外の取引所となると、どうしても心的ハードルは高くなってしまうものです。
投資家にとっての利便性をさせることは、通貨の人気や価値を高めることにも繋がるということを覚えておきましょう。
Polygon 2.0へのアップグレード計画
Polygon 2.0というPolygonのアップグレードが計画されています。
ポリゴンラボによれば「Polygon 2.0はポリゴンのほぼすべての側面を大幅に再構想した一連のアップグレード」とのこと。技術のハイライトは「長期的な分散型ガバナンス」と「トークンの進化」であると報じられています。
イーサリアムのレイヤー2としての更なる進化と、MATICからPOLへのトークンのアップグレードによって、さらに注目が集まる可能性があります。MATICの保有者については、MATICとPOLを1:1の割合で置き換えるとのことですので、今からMATICを保有してPOLをいち早く入手するのもよいのではないでしょうか。
DappsやDeFiとの相乗効果
ポリゴンの高速トランザクションと低コストはDappsやDeFiに様々な恩恵を与えていますし、ユーザーにとっても魅力的な選択肢となっています。
Polygon2.0への進化も含め、今後も目が離せない状況です(もちろん、いい意味で、です)。
話題のゲームも続々とポリゴンを採用
NFTもコレクションできる話題のゲームも、ポリゴンのブロックチェーンを採用しています。
SYNBIOGENESIS(スクウェア・エニックス)
Eternal Crypt-Wizardry BC(ドリコム)
まとめ:Polygon2.0に関心が高まる
イーサリアム上のスケーラビリティ問題を解決するためのプラットフォームとして開発されたポリゴン(MATIC)。
イーサリアム自体がスケーラビリティ問題解決のためにPoWからPoSへ移行して約1年が経過しますが、話題のNFTゲームがポリゴンのブロックチェーンを利用するなど、人気と信頼に衰えは感じさせません。
そんなポリゴンは、Polygon2.0へのアップグレードで、さらなる進化を遂げようとしています。
ゲームに興味のある方・そうでない方も、今後も目が離せない存在として覚えておいていただければ幸いです。
本記事が参考になった方はぜひ、ポリゴン(MATIC)を手に入れるためにコインチェックに口座を開設してみてください。